大阪府/私立

関西大学大学院 法務研究科 法曹養成専攻

所在地・問い合わせ先
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学大学院入試グループ
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NEWS&TOPICS

少人数教育の徹底
専任教員1人あたりの学生数は約5〜6名。5名程度の学生につき1名の専任教員を担任として配置。各学生の習熟度や理解度を把握した「人と人をつなぐ教育」を実践し、入学前から司法試験合格まで、一貫した学修サポートを実施。
世界に通用する人材を養成
日本企業の海外進出や在留邦人への法的支援拡充に伴い、「中国ビジネス法講義」や「アジア進出企業支援」、「海外エクスターンシップ」といった授業科目を開講。
また、ネイティブスピーカー教員の英語による「Legal Business English」等の多様な授業科目を開講し、将来の職域拡大に向けた支援を展開。
アカデミック・アドバイザーによる充実した「特別演習」を開講
アカデミック・アドバイザー(若手弁護士)が「特別演習」を担当。専任教員と連携しながら、正課授業での学びをより着実に理解するための講座を開講。
関大法曹会による支援体制
就職支援委員会とOB・OG組織である「関大法曹会」が連携し、本法科大学院設立以来、司法修習終了者の就職率は100%。司法修習前の事前研修など、積極的に実施。
TA制度による充実した教育支援体制
司法試験合格者等で構成されたTA(ティーチング・アシスタント)が、予習・復習や勉強方法、レポート・論文の書き方などに関してアドバイス。

※詳細は関西大学法科大学院ウェブサイトをご覧ください。

特色とめざす法曹像

特色

日本で、世界で、法の担い手として積極的に社会に貢献できる法曹を養成

関西大学法科大学院は、明治19年(1886)年に大阪控訴院の裁判官らが、児島惟謙らの後援を得て設立した関西法律学校に始まる「法科の関大」の伝統を引き継ぎ、実務法曹の養成機関の中核として開設されました。
開設時から本学の建学の精神である「正義を権力より護れ」という言葉に象徴されるように、市民のために役立つ法律家の養成に努めています。また、本学の教育理念である、理論を実務に応用するという意味の「学の実化(じつげ)」、この理念を柱に、理論教育と実務家の経験を融合させた教育システムを展開し、司法試験合格はもとより、法曹としてのその先を見据え、積極的に社会に貢献できる法曹を養成しています。

教育体制の特徴

1年次からソクラティック・メソッド(問答式)を取り入れた授業を重視し、2年次(既修1年目)からは法律基本科目系演習科目において徹底した少人数教育を実施しています。またクラス担任制やオフィスアワーの設置等により、学生と教員が丁寧に向き合い着実に力をつけられるようにしています。さらに、本法科大学院では少人数教育を強化するため、主に本法科大学院修了の若手弁護士がアカデミック・アドバイザー(AA)となり、正課授業科目と連携した「特別演習」を担当することで、充実した学修機会を提供しています。「特別演習」では、在学生および修了生が正課授業での学びをより着実に理解し、その学びを法曹として必要な能力の修得に繋ぐことができるよう、洗練された講座を用意しています。

めざす法曹像

法化社会を支えていく法曹に必要な3つの特性

3つの特性とは、すなわち、理論と実務のバランスを取る専門性、優れた人権感覚をもつ人間性、また日々生起する問題に適切に対応できる創造性であり、これらすべての特性を兼ね備え、世界を視野に活躍できる法曹を育むため、関西大学法科大学院は日々挑戦しています。

募集人員

1学年の定員:40名

試験日と出願期間

<S日程>

卒業見込者特別入学試験(法学既修者コース/法学未修者コース)
一般入学試験(法学既修者コース/法学未修者コース)
試験地:
大阪(本学)
出願期間:
2023年7月18日(火)~7月25日(火)※
試験日:
8月5日(土)
合格者発表日:
8月10日(木)

<A日程>

法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜](法学既修者コース)
一般入学試験(法学既修者コース/法学未修者コース)
実務経験者特別入学試験(法学未修者コース)
試験地:
大阪(本学)
出願期間:
2023年9月5日(火)~9月12日(火)※
試験日:
9月23日(土)
合格者発表日:
9月29日(金)

<B日程>

一般入学試験(法学既修者コース/法学未修者コース)
試験地:
大阪(本学)
出願期間:
2023年12月19日(火)~2024年1月9日(火)※
試験日:
1月21日(日)
合格者発表日:
1月26日(金)
出願書類は締切日消印有効とします。

選考方法

法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜] ※1

書類審査、筆記試験および面接試験による総合判定

法学既修者コース:
書類審査・筆記試験(憲法、民法、商法、刑法)・面接試験

卒業見込者特別入学試験

書類審査、筆記試験および面接試験による総合判定(面接試験は法学未修者コースのみ) ※2

法学既修者コース:
書類審査※3・筆記試験(憲法、民法、商法、刑法)
法学未修者コース:
書類審査※3・筆記試験(小論文)・面接試験

一般入学試験

書類審査、筆記試験および面接試験による総合判定(面接試験は法学未修者コースのみ) ※2

法学既修者コース:
書類審査※3・筆記試験(憲法、民法、商法、刑法)
法学未修者コース:
【S・A・B日程】書類審査※3・筆記試験(小論文)・面接試験

実務経験者特別入学試験

書類審査、筆記試験および面接試験による総合判定

法学未修者コース:
書類審査・筆記試験(小論文)・面接試験
※1
法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜]は、A日程の一般入学試験(法学既修者コース・法学未修者コースの一方または双方)との併願が可能です。なお、法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜]と一般入学試験の併願者は、それぞれの入試種別で審査を行います。
※2
「卒業見込者特別入学試験」および「一般入学試験」はそれぞれの入試種別内においてのみ「法学既修者(2年修了)コース」と「法学未修者(3年修了)コース」の併願が可能です。「卒業見込者特別入学試験」および「実務経験者特別入学試験」は同日程の「一般入学試験」と併願できません。
なお、法学既修者コースと法学未修者コースの併願者は、まず法学既修者コースにおいて審査を行い、そこで不合格となった場合のみ、次に法学未修者コースの審査を行います。
※3
法曹コース修了(見込)者には書類審査において加点を行います。

出願資格

(※法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜]、卒業見込者特別入学試験および実務経験者特別入学試験の出願資格については、「2024年度関西大学法科大学院学生募集要項」でご確認ください)

一般入学試験

次の(1)~(11)のいずれかの条件を満たす者。
(2024年3月までに、(1)~(8)いずれかの条件を満たす見込みの者を含む。なお、一般入学試験に合格した者が、2024年3月までに(1)〜(8)のいずれかの条件を満たさなかった場合は、本入学試験による入学を許可しません。)

  1. 大学を卒業した者
  2. 大学改革支援・学位授与機構(旧 大学評価・学位授与機構)により学士の学位を授与された者
  3. 外国において学校教育における16年の課程を修了した者
  4. 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国の学校教育における16年の課程を修了した者
  5. 我が国において、外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程を修了したとされるものに限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置付けられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者
  6. 外国の大学その他の外国の学校(注1)において、修業年限が3年以上である課程を修了すること(注2)により学士の学位に相当する学位を授与された者(平成28年文部科学省令第19号)
    注1
    教育研究活動等の総合的な状況について、当該外国の政府又は関係機関の認証を受けた者による評価を受けたもの又はこれに準ずるものとして文部科学大臣が別に指定するものに限ります。
    注2
    当該外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該課程を修了すること及び当該外国の学校教育制度において位置づけられた教育施設であって上記(5)の指定を受けたものにおいて課程を修了することを含みます。
  7. 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了した者
  8. 文部科学大臣の指定した者(昭和28年文部省告示第5号)
  9. 大学院に飛び入学した者であって、本法科大学院における教育を受けるにふさわしい学力があると認める者
  10. 本法科大学院において、個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2024年3月31日までに22歳に達する者
  11. 大学の3年次に在学し、本法科大学院の定める単位を優秀な成績で修得したと認めた者
    注)
    本号(飛び級)による出願者は、次の条件をすべて満たさなければなりません。
    2024年3月末において、大学在学期間が3年(6学期)となること(休学期間は、在学期間に含めない)
    2024年3月末において、卒業所要単位のうち90単位以上修得見込みであること
    出願時において、修得したすべての単位のGPAが2.5以上であること
    なお、GPAの算出にあたっては、本法科大学院が定める算出方法によることとします。
    また、入学試験に合格した後に、上記②に定める単位を修得することができないことが確定したときは、入学を許可しません。

出願書類

一般入学試験

(※法曹コース特別選抜入学試験[開放型選抜]、卒業見込者特別入学試験および実務経験者特別入学試験の出願資格については、「2024年度関西大学法科大学院学生募集要項」でご確認ください)

  1. 志願票(提出用)
    Webエントリー完了後に印刷したものを提出してください。
  2. 出身大学の成績証明書
    厳封の必要はありません。
  3. 出身大学の卒業(見込)証明書
    成績証明書に、卒業(見込)であることが記載されている場合は、提出不要です。なお、飛び級での志願者は、出身大学の卒業(見込)証明書に代えて所属大学の在学証明書を提出してください。
  4. 出身大学における法曹コース修了(見込)証明書
    出身大学における法曹コースの修了要件を満たす志願者のみ提出してください。
  5. エントリーシート(Ⅰ)・(Ⅱ)(本法科大学院所定の用紙)
    エントリーシート(Ⅱ)は、実務経験者特別入学試験志願者のみ提出してください。
  6. 写真(縦4cm×横3cm)1枚
    最近3カ月以内に撮影されたもの〔志願票(提出用)に貼付してください〕


出願にあたっては、「2024年度関西大学法科大学院学生募集要項」の出願書類の記入上および提出上の注意事項をご確認ください。

学費

2024年度入学者の初年度学費・諸費

入学金:
26万円(本学出身者:13万円)
授業料(年間):
法学既修者コース(2年修了)・法学未修者コース(3年修了) 121万円
校友会基本会費:
1万円(本学出身者:不要)
【合計】(年間):
法学既修者コース(2年修了)・法学未修者コース(3年修了) 148万円

奨学金

1 関西大学法科大学院給付奨学金(2024年度予定)

この制度は、入学試験の成績優秀者(ただし、法曹コース特別選抜入学試験および卒業見込者特別入学試験合格者は全員)に対し、在学中の活動を関西大学が奨励、支援するものです。なお、本研究科に在籍したことのある者が、入学試験により入学が認められた場合、本研究科在籍時の奨学金受給状況にかかわらず、給付候補者としません。
採用者には合格通知書とともに採用通知書を送付します。ただし、入学しない場合には、奨学金を給付しません。

対象者 法曹コース特別選抜入学試験
合格者全員
卒業見込者特別入学試験
合格者全員
一般入学試験および実務経験者
特別入学試験の成績優秀者
給付金額 授業料の全額相当額 授業料の全額相当額 授業料の全額または半額相当額
給付期間 2年※1 法学既修者コース:最長2年間※2
(長期履修学生制度適用者:最長3年間)※3
法学未修者コース:最長3年間※2
給付方法 各学期の学費から給付額を差し引くことにより給付
合 格 者
採用実績
(2023年度)
給付対象者:2名 給付対象者:30名
給付対象者:
全額 33名、
半額 26名
※1
原則、進級する(原級留置にならない)限り、連続した給付を行います。
※2
入学後2年目からは全在学生を対象として、前年度までの学業成績を基準に毎年審査を行います。
※3
原則、入学当初2年間は奨学金を給付します。ただし、入学後3年目は入学当初2年間の成績を基に査定を行い、給付対象者を決定します。

2 関西大学大学院法務研究科(法科大学院)学習奨励金(2024年度予定)

この制度は、法務研究科に在学する学生で、関西大学法科大学院給付奨学金の対象にならなかった者に対し、学費の実質負担額を国立大学の授業料と同額にすることを目的に、その差額を「学習奨励金」として関西大学が給付するものです。なお、本研究科に在籍したことのある者が、入学試験により入学が認められた場合、本研究科在籍時の奨学金受給状況にかかわらず、給付候補者としません。
対象者には合格通知書とともに給付決定通知書を送付します。ただし、入学しない場合には、奨励金を給付しません。

給付金額 本学の授業料から国立大学における授業料を差し引いた金額相当額
(2024年度は年額406,000円)
給付期間 法学既修者コース:最長2年間※1
(長期履修学生制度適用者:最長3年間)※1 ※2
法学未修者コース:最長3年間※1
給付方法 各学期の学費から給付額を差し引くことにより給付
※1
給付対象者は、在学年数が標準修業年限を超えていない者とする。ただし、進級できなかった場合(原級留置となった場合)は給付対象者から除きます。
※2
原則、入学当初2年間は奨励金を給付します。
※3
2024年度の長期履修学生制度適用者給付金額は年額324,000円です。

3 日本学生支援機構奨学金(2023年度現行)

 第一種奨学金(無利子)の貸与月額は50,000円、88,000円から選択、第二種奨学金(有利子)は50,000円、80,000円、100,000円、130,000円、150,000円から選択できます。
また、法科大学院生が150,000円を選択する場合は、40,000円または70,000円の増額貸与を希望することができます。

4 民間団体奨学金(2022年度給付実績)

応募要件を満たし、かつ大学から推薦を得た場合、民間団体の給付奨学金に出願することも可能です。
応募資格は、原則として「学業、人物ともに優秀で、健康で向学心を有しかつ学資の支弁が困難と認められる者」となります。

財団・団体名 対象者(※) 金額 給付期間 募集人員
公益財団法人
小野奨学会
新入生(既修・未修不問)で
留学生を除く40歳未満の者
月額6万円(給付) 法学既修者コース:2年間
法学未修者コース:3年間
1名
公益財団法人
千賀法曹育英会
3年次生 月額10万円
(内訳:給付3万円、貸与7万円)
1年間 1名
記載事項の他にも各財団が定める応募要件を満たす必要があります。

その他、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」、株式会社オリエントコーポレーションとの提携による「学費サポートプラン」などの制度もあります。
詳細については、学生センター奨学支援グループ(https://www.kansai-u.ac.jp/scholarship/)へお問い合わせください。

2024年度学生募集要項の申込について

学生募集要項をご希望の方は、当法科大学院ウェブサイトからご請求ください(無料)。
https://www.kansai-u.ac.jp/ls/admissions/brochure/

アクセス情報

阪急「関大前駅」より徒歩約5分