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早稲田大学 大学院法学研究科 法曹養成専攻(法科大学院)

所在地・問い合わせ先
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1
早稲田大学法科大学院アドミッションズ・オフィス
TEL:03-5286-1687
FAX:03-3208-8690
E-mail:law-school-admission@list.waseda.jp

特色とめざす法曹像

特色

基礎的な理解から応用展開力の修得にいたる法律基本科目の徹底学修

本法科大学院のカリキュラムは、法律基本科目の基礎的理解を基軸に、進級に合わせ段階的にその学修を徹底して深めていくものです。法学未修者の1年次では、学修する民法、刑法、憲法、会社法、民事訴訟法、刑事訴訟法の確実な理解と知識の定着を図ります。また法学既修者が合流する2年次・3年次では「総合科目」として法律基本科目を発展的・応用的に学修します。また、2年次では司法試験の受験に必要とする「司法試験選択科目」を学修し、3年次では「応用演習」において、事案を分析し、自ら法的議論を組み立て、文章の形式で表現する能力の向上を図ります。インプットからアウトプットまでのこうした重層的な学修により、法曹として有すべき能力を深化させます。同時に、専任教員やアカデミック・アドバイザー(AA)による学修支援との相乗効果によって、苦手科目を克服し、得意科目の力をさらに伸ばすことを可能にしています。

学生のキャリア形成と就職活動の支援

本法科大学院の「キャリア支援室」では、法曹として活躍する5,000名を超える校友で組織する稲門法曹会、学生有志の研究活動団体等と連携しながら、在学生および修了生のキャリア形成と就職活動をサポートするため、様々な情報と支援を提供しています。各分野の一線で活躍されている弁護士の講演会、法律事務所や民間企業、官公庁等からの求人情報の発信、キャリア形成に関する個別相談など、早稲田ならではの幅広いネットワークが、目指す法律家像への足がかりとなります。

早稲田リーガルコモンズ・プロジェクト

本法科大学院を修了した弁護士が中心となって設立した弁護士法人「早稲田リーガルコモンズ法律事務所」と連携して、学生が最前線の実務に触れながら教育を受け、同時に社会の多様な分野への進出を後押しする、「早稲田リーガルコモンズ・プロジェクト」を実施しています。「次世代育成プログラム」では、通年でのエクスターンシップを実施、学生が先輩弁護士と一緒に実務を体験します。「アソシエイト制度」では、毎年複数名の修了生をアソシエイトとして受け入れ、最長3年間実務経験を積んだうえで、将来に向けた独立の支援を行います。

めざす法曹像

早稲田が誇る多様性と総合性、進取の精神をもって、時代を切り拓く「挑戦する法曹」 を養成しています。これからの時代に求められるのは、国や文化、階層を超えた世界の市民や企業の問題に、正義をもって向き合える真のプロフェッショナルです。そのような人材が数多く巣立つために、最高で最善の教育環境を提供しています。

募集人員

課程 専攻 募集人員 募集人員
専門職
学位課程
法曹養成専攻 200名 特別選抜

特別選抜(5年一貫型)

40名以内 【2年短縮課程】

特別選抜(開放型)

約40名 【2年短縮課程】
一般選抜

法学既修者試験

約80名 【2年短縮課程】

法学未修者試験

約40名 【3年標準課程】

試験日と出願期間

特別選抜(5年一貫型)

出願期間:
2025年6月2日(月)~12日(木)
面接試験:
2025年7月5日(土)
合格発表:
2025年7月11日(金)

特別選抜(開放型)

出願期間:
2025年6月2日(月)~12日(木)
論述試験:
2025年8月24日(日)
※法律3科目: 民法、刑法、憲法
合格発表:
2025年9月12日(金)

法学既修者試験

出願期間:
2025年6月2日(月)~12日(木)
論述試験:
2025年8月24日(日)
※法律6科目: 民法、刑法、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法
合格発表:
2025年9月12日(金)

法学未修者試験

出願期間:
2025年6月2日(月)~12日(木)
論述試験:
2025年8月23日(土)
※小論文
合格発表:
2025年9月12日(金)

選考方法

特別選抜(5年一貫型)

  1. 書類審査
  2. 面接試験

特別選抜(開放型)

  1. 書類審査
  2. 筆記試験<民法、刑法、憲法の3科目論述試験>

法学既修者試験

  1. 書類審査
  2. 筆記試験<民法、刑法、憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法、商法の6科目論述試験>

法学未修者試験

  1. 書類審査
  2. 筆記試験<小論文>
詳細は、本法科大学院の『2026年度入学者選抜試験要項』を参照してください。

出願資格

特別選抜(5年一貫型)

以下の条件をすべて満たす者

  1. 学部の3年次または4年次に在籍中であり、本法科大学院と法曹養成連携協定を締結した学部の法曹コースに登録している者。ただし、5年次以上に在籍する者であっても、標準修了年限を超過して在籍する理由につき本法科大学院が正当と認める場合には、個別審査の上、特別選抜(5年一貫型)の対象とする。
  2. 2026年3月をもって、法曹コース修了が見込まれていること
  3. 2026年3月に大学を卒業見込みの者

特別選抜(開放型)

以下の条件をすべて満たす者

  1. 学部の3年次または4年次に在籍中であり、文部科学大臣に認定された法曹コースに登録している者。ただし、5年次以上に在籍する者であっても、標準修了年限を超過して在籍する理由につき本法科大学院が正当と認める場合には、個別審査の上、特別選抜(開放型)の対象とする。
  2. 2026年3月をもって、法曹コース修了が見込まれていること
  3. 2026年3月に大学を卒業見込みの者

一般選抜

以下のいずれかの条件を満たす者

  1. 大学を卒業した者、または2026年3月卒業見込みの者
  2. 大学評価・学位授与機構により学士の学位を授与された者、または2026年3月までに授与される見込みの者
  3. 外国において通常の課程による16年の学校教育を修了した者、または2026年3月までに修了見込みの者
  4. 外国の大学その他の外国の学校において、修業年限が3年以上である課程を修了することにより、学士の学位に相当する学位を授与された者、または2026年3月までに授与される見込みのある者
  5. 文部科学大臣の指定した者
  6. 2026年3月までに大学に3年以上在学し、または外国において学校教育における15年の課程を修了もしくは2026年3月までに修了見込みの者で、当研究科において、所定の単位を優れた成績をもって修得したものと認めた者(いわゆる飛び入学)
    本号の出願者は、次のイ)~ロ)すべての条件を満たす場合に限り、出願を認める。
    イ)
    2026年3月末において、大学在学期間が3年間に達すること。
    ロ)
    2026年3月末において、大学に入学以来90単位以上修得見込みであること。かつ、修得したすべての単位の6割以上の学業成績が100点満点中80点以上であること。なお、停学、休学および留学の期間は、在学期間に含めないものとする。また、入学試験に合格した後に、定める単位数及び学業成績を修めることができないことが確定した場合、入学を取り消す。
  7. 当研究科において、個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2026年3月末までに22歳に達する者

出願資格審査について

出願資格第7号により、2026年度入学者選抜試験への出願を希望される方は、出願前に次の通り個別の出願資格審査を受けてください。

出願資格審査申込受付期間

2025年5月23日(金)[必着]まで

提出書類

  1. 出願資格審査申請書(指定用紙)
  2. 履歴書(指定用紙)
  3. 大学・大学院各種証明書(コピー)

出願資格審査のために提出した書類は、返還できません。
審査の課程において、書類の追加提出をお願いする場合があります。

提出方法

A4版書類が折らずに入る市販の封筒(角2サイズ)を使用し、本法科大学院アドミッションズ・オフィス「出願資格審査」係宛に、「簡易書留・速達郵便」にて受付期間内に郵送願います。

審査結果通知

出願資格が認定された方には「出願資格認定証」を送付します。出願の際には、同認定証を出願書類に同封願います。なお、入学検定料の振込は必ず、出願資格認定後〜入学検定料支払い締切日までに行ってください。

出願書類

出願にあたっては「Web出願申請」「入学検定料の支払い」「出願書類(紙)の郵送」の全てを出願期間内に完了している必要があります。詳細は「2026年度入学者選抜試験要項」を必ずご確認ください。

学費

2026年度学費(予定)

  • 入学金:300,000円
  • 授業料:1,143,000円(第1年度)
  • 実験演習料:120,000円
  • 諸会費:10,000円(第1年度)

奨学金

稲門法曹奨学金[給付](年間授業料相当額(全免)、秋学期授業料相当額(半免)のいずれか

早稲田大学出身の法曹(稲門法曹)等の寄付からなる奨学金です。将来、本学が誇れる法曹として、実社会で活躍できる優秀な人材の育成を目的とします。

池田正範奨学金[給付](年額700,000円)

故池田正範氏からの遺贈による奨学金で、本学法学部を卒業し、法学既修者として 入学する学生の支援を目的とします。

千賀修一法曹養成奨学金[給付](年額700,000円)

本学校友である千賀修一氏からのご厚志による寄付金で、本学学部(すべての学部)を卒業し,本法科大学院に入学する学生の支援を目的としています。

法曹支援奨学金[給付](年額700,000円)

本学校友(匿名)からのご厚志による寄付金です。法曹を志す学生の支援を目的としています。

周藤保夫法曹養成奨学金(年額700,000円)

本学校友である周藤保夫氏からのご厚志による奨学金で、本学法学部を卒業し、本法科大学院に入学する学生の支援を目的としています。

大隈記念奨学金[給付](年額400,000円)

本学の創立者大隈重信を記念し、建学の精神を顕揚し、人材の育成に資することを目的とします。

小野梓記念奨学金[給付](年額400,000円)

本学の設立当初の功労者小野梓を記念し、経済的に修学困難な学生を援助することを目的とします。

校友会給付一般奨学金[給付](年額400,000円)

本学卒業生で組織する校友会の寄付からなる奨学金で、経済的に修学困難な学生を援助することを目的とします。

指定寄付に基づく奨学金[給付・貸与]

校友や篤志家など本学を支援する多くの方々の寄付からなる奨学金です。奨学金によって奨学金額・出願資格が異なります。

詳細は早稲田大学・学生部奨学課ホームページをご覧ください。

アクセス情報

  • JR山手線、西武新宿線「高田馬場駅」下車徒歩約20分
  • 都バス(学バス)「高田馬場駅前」発→「早大正門」行き 「早大正門」下車徒歩約1分
  • 東京メトロ東西線「早稲田駅」下車徒歩5分
  • 都電荒川線「早稲田駅」下車徒歩5分
  • 東京メトロ副都心線「西早稲田駅」下車徒歩約17分