法科大学院の受験者は、受験にあたって必ず適性試験のスコアを提出しなければなりません。2017年については、6月4日(日)と6月18日(日)の2回実施します。どちらか1回だけ受験しても、2回とも受験してもよいとされています。
適性試験の内容は次のとおりです。
第1部 | 論理的判断力を測る問題 | 40分間 |
第2部 | 分析的判断力を測る問題 | 40分間 |
第3部 | 長文読解力を測る問題 | 40分間 |
第4部 | 表現力を測る問題 | 40分間 |
第1部から第3部は、多肢択一・マークシートによる試験。
第4部は論述式試験。採点は各法科大学院の判断に委ねられている。
(適性試験管理委員会発表の資料による)
適性試験に出題されるのは「理論力」「分析力」を問う問題が出題されます。対策として有効なのは、やはり過去問を使った演習です。過去問集は数種類ありますので、使いやすいものを選びましょう。ある程度早い時期から問題集をひととおり解き(最初は解答・解説を見ながらでもかまいません)、解法をしっかりマスターすることを心がけてください。解けなかった問題やできたけれど不安がある問題はマークをつけ、弱点をつぶす形で演習を繰り返すとよいでしょう。また、同分類の類題をこなすことも大切です。本番では時間配分も重要なポイント。事前に模試を受験し、ペース配分を体で覚えておくことも必要です。